熊谷正敏

最近俺らの世界の法律もうるさくなってよ、知ってるか?都条例なんていうのができて、ヤクザ三人いただけで、一回は解散しろっていって中止命令がでて、それで解散しなかったら捕まる時代になったんだぞ、あと公共の施設、ホテルだとかそういう所に出入り禁止だとか、そういった我々の世界に対する国家の姿勢がすごく厳しくなってきた、そんななかで、お前らやっていかなければならない、もちろん俺もなんだけれど、どう思うそういうことは? ヤクザの本質がわかってない。。 (なんでそういう差別をつけたかっていうのは? 同じ人間として) もちろんそれにあたっては、俺らにも悪いところがあった、例えばそういう暴力的な、活発に行動した部分とかな、それをどんどんどんどん、我々が世間を狭くして、自分たちの首をしめてきたというのは事実だけれど、俺なんかが20歳ぐらいの時、21歳くらいの時か、俺らがこういう夜の街を、警察みたいに夜の警察をやって、普通の人間たちも我々を頼ってきたもんだよ、そういう時代に、俺がひとつ心残りっていうか、そういう時代をお前らに少し味あわせてやりたかったなって、それは思うよ、ただそれでも、今こういう時代になっても、俺らはそれでも生きていかなければならないわけじゃないか、でこの司法の、法律がこうやってうるさくなって改正されて、どうやって生きていく? どうやって生きていけばいいと思う?